フレイルティとは?

管理栄養士国家試験
フレイル(フレイルティ)とは

フレイル(虚弱)とは、加齢による筋力や運動機能が低下することを言います。
日本老年医学会が2014年に提唱しました。

2月1日は「フレイルの日」と2020年に登録されました。

2月1日を「201」とし、フレイルと語呂合わせで呼ぶところから2月1日をフレイルの日としたそうです。

スポンサーリンク
スポンサーリンク

フレイルの診断基準

フレイルの診断基準には5つの項目があります。

① 体重の減少
② 主観的疲労感
③ 日常生活活動量の減少
④ 身体能力(歩行速度)の減弱
⑤ 筋力(握力)の低下

以上5つのうち3つ以上当てはまれば「フレイル」と診断されます。

予防法として

主な予防方法としては、徐脂肪体重や身体活動量の維持が挙げられます。

具体的には身体機能の低下を防ぐリハビリやフレイル予防のストレッチ、低栄養を防ぐためのたんぱく質を中心にしっかりとした食事など日常生活の中から予防をしていくことが多いようです。

過去問より 第32回 問97

第32回 問97 (3)フレイルティ(虚弱)の予防では、徐脂肪体重を維持する

正解 → 〇

解説 徐脂肪体重とは、全体重のうち体脂肪を除いた筋肉や骨、内臓などの総量のことをいいます。

 問題にもあるように「徐脂肪体重」という表現で問題を問いてくることがあるので、しっかりと問題を読み、意味を理解してから解くようにしてください。

まとめ

今回はフレイルの日にちなんでフレイルを題材にしましたが、フレイルと並んで「サルコペニア」「ロコモティブシンドローム」も出題の中によく出ます。

サルコペニアやロコモティブシンドロームも過去問を用いて説明をしていく予定です。

またフレイル、サルコペニア、ロコモティブシンドロームのそれぞれの意味もしっかり理解しておいた方が良いと思います。

余談ですが、私はせっかちなので「徐脂肪体重」の言葉で引っかかってしまい回答を間違えてしまったことがあります。

「徐脂肪体重」の「脂肪」の部分だけを切り取ったようです・・・決してそうならないようにしてくださいね。

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

クエスチョン・バンク 管理栄養士国家試験問題解説 2023 [ 医療情報科学研究所 ]
価格:4950円(税込、送料無料) (2023/1/31時点)

楽天で購入

コメント