第37回 問56
(問題)
食品添加物に関する記述である。最も適当なのはどれか。1つ選べ。
(1)一日摂取許容量(ADI)は、厚生労働省が設定する。
(2)無毒性量(NOAEL)は、ヒトに対する毒性試験の結果に基づいて設定される。
(3)輸入した柑橘類をばら売りにする場合、添加された防かび剤の表示は省略できる。
(4)調味を目的に添加されたアミノ酸類は、一括名での表示が可能である。
(5)着色料である赤色2号は、既存添加物に分類される。
(解答)4
(解説)
(1)一日摂取許容量は食品安全委員会が設定する。
(2)動物に対する無毒試験の結果に基づく
(3)省略できない
(5)着色料である赤色2号は、指定添加物である。
食品添加物に関する出題度
第33回 | 問58 |
第34回 | 問58 |
第35回 | 問57 |
第36回 | 問56 |
第37回 | 問56 |
第33回 問58
(問題)
食品添加物に関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。
(1)無毒性量は、ヒトへの試験をもとに設定されている。
(2)使用基準は、一日摂取許容量(ADI)を超えないように設定されている。
(3)指定添加物は、消費者庁長官によって指定されている。
(4)ソルビン酸カリウムは、酸化防止の目的で添加される。
(5)オルトフェニルフェノールは、漂白の目的で添加される。
(解答)2
(解説)
(1)動物への試験をもとに設定されている。
(3)厚生労働大臣によって指定される。(安全性の確認は食品安全委員会が行う)
(4)ソルビン酸カリウムは保存料である。
(5)オルトフェニルフェノールは防かび剤である。
第34回 問58
(問題)
わが国における食品添加物の使用に関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。
(1)ソルビン酸カリウムは、殺菌料として使用される。
(2)食用赤色2号は、鮮魚介類の着色に使用される。
(3)亜硫酸ナトリウムは、漂白剤として使用される。
(4)亜硝酸イオンの最大残存量の基準は、食肉製品より魚卵の方が高い。
(5)アスパルテームは、「L-アスパラギン酸化合物」と表示する。
(解答)3
(解説)
(1)ソルビン酸カリウムは、保存料である。
(2)魚介類は着色料を使用することはできない。
(4)亜硝酸イオンの残存量は食肉製品の方が多い。
(5)アスパルテームは「アスパルテーム L-フェニルアラニン化合物」と表示する。
第35回 問57
(問題)
食品添加物に関する記述である。最も適当なのはどれか。1つ選べ。
(1)生涯を通じて週に1日摂取しても健康に影響が出ない場合を、一日摂取許容量(ADI)という。
(2)無毒性量は、ヒトに対する無毒試験の結果をもとに設定される。
(3)指定添加物は、天然由来の添加物を含まない。
(4)サッカリンナトリウムは、甘味づけの目的で添加される。
(5)エリソルビン酸は、最近の増殖抑制の目的で添加される。
(解答)4
(解説)
(1)一日摂取許容量は、ヒトが毎日摂取しても健康に影響のないと判断できる摂取量のこと
(2)動物に対して行われる無毒試験の結果をもとに設定されている
(3)指定添加物は、天然由来の添加物も含む
(5)エリソルビン酸は酸化防止剤として用いられる
第36回 問56
(問題)
食品添加物に関する記述である。最も適当なのはどれか。1つ選べ。
(1)アスパルテームは、分子内にアラニンを含んでいる。
(2)ソルビン酸には、強い殺菌作用がある。
(3)亜硝酸イオンは、ミオグロビンの発色に関与している。
(4)コチニール色素の主色素は、アントシアニンである。
(5)ナイシンは、酸化防止剤として用いられる。
(解答)3
(解説)
(1)アスパルテームは分子内にフェニルアラニンを含む
(2)ソルビン酸は抗菌性を持つ保存料である
(4)コチニール色素の主色素は
(5)ナイシンは保存料として用いられる
その他解説
食品添加物とは?
食品添加物とは、「保存料、甘味料、着色料、香料など、食品の製造工程または食品の加工・保存の目的で使用されるもの」とされています(厚労省HPより)
食品添加物には463品目の指定添加物、365品目の既存添加物、天然香料、一般飲食物添加物などがあります。
指定添加物以外の既存添加物、天然香料、一般飲食物添加物の3つを天然添加物と言います。
食品添加物に関する法律は、食品衛生法によって定められています。
また指定添加物は、厚生労働省が指定します。
1日許容摂取量とは?
1日許容摂取量はADIとも呼ばれ、ヒトが一生涯にわたって摂取しても安全性に問題がないとされている量のことで、単位は㎎/kg体重/年で表す。
ADIは食品添加物や農薬などの使用基準として用いられています。
※注意 食品添加物の安全評価、一日摂取許容量は内閣府の食品安全委員会が設定します。
厚生労働省は、食品安全委員会によって定められた安全評価、一日摂取許容量を基に使用量や使用基準を定めます
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