第37回 問45
(問題)
魚介類に関する記述である。最も適当なのはどれか。1つ選べ。
(1)はまちの若年魚は、ぶりである。
(2)春獲りのかつおは、戻りがつおと呼ばれる。
(3)辛子めんたいこは、まだらの卵巣の塩蔵品である。
(4)キャビアは、にしんの卵巣の塩蔵品である。
(5)からすみは、ぼらの卵巣の塩蔵品である。
(解答) 5
(解説)
(1)ぶりの若年魚がはまちである。
(2)春獲りかつおは、初かつお又は上りかつおと呼ばれる。
※戻りかつおは秋かつおのことである。
(3)辛子明太子はスケトウダラの卵巣の塩蔵品である。
(4)キャビアはチョウザメの卵の塩蔵品である。
※にしんの卵の塩蔵品は数の子である。
魚介類に関する出題度
第36回 | 問47 |
第37回 | 問45 |
第36回 問47
(問題)
魚介類に関する記述である。最も適当なのはどれか。1つ選べ。
(1)まぐろの普通肉は、その血合い肉よりミオグロビン含量が多い。
(2)春獲りかつおは、秋獲りかつおより脂質含量が多い。
(3)かきは、ひらめよりグリコーゲン含量が多い。
(4)とびうおのうまみ成分は、主にグアニル酸である。
(5)海水魚のトリメチルアミン量は、鮮度低下によって減少する。
(解答)3
(解説)
(1)血合い肉の方がミオグロビンの含量が多い。
(2)秋獲りかつおの方が脂質含量が多い。
(4)とびうおのうまみ成分はイノシン酸である。
(5)海水魚のトリメチルアミン量は鮮度低下によって上昇する。
補足
かつおには旬が2回ある
かつおは旬が年に2回ある珍しい魚です。
いわゆる春(獲り)かつおと秋(獲り)かつおと呼ばれます。また初がつお、戻りがつおなどとも呼ばれることもあります。
では、春と秋とではどんな違いがあるのでしょうか?
まず、春かつおの旬は鹿児島付近から北上し3月~4月頃に旬を迎えます。
春かつおは脂肪分が少なくさっぱりしているのが特徴です。
一方、北上したかつおは8月頃に東北付近まで北上した後、再び南下していきます。そして9月くらいで旬を迎えるのが秋かつおと呼ばれるものになります。
秋かつおは脂肪分がしっかりとついているのが特徴です。
また栄養価としては、春かつお、秋かつお共にたんぱく質はほとんど変化は見られないものの、秋かつおの方が脂肪分がのっているため100g当たりのカロリーや脂質は高めになっています。
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