第37回 問42
(問題)
感染症に関する記述である。最も適当なのはどれか。1つ選べ。
(1)宿主は、感染症の原因となる微生物である。
(2)潜伏期は、症状が改善した後でも病原体が残存している期間である。
(3)不顕性感染とは、感染しても症状が現れない感染をいう。
(4)結核は、新興感染症である。
(5)再興感染症とは、同一患者に繰り返し発症する感染症をいう。
(解答)3
(解説)
(1)感染症の原因となるのはウイルスである。
(2)潜伏期とは感染してから症状が出る前の期間である。
(4)結核は再興感染症である。
(5)再興感染症とは、以前流行っていて沈静化した感染症が再び流行した感染症のこと。
感染症とは
感染症とは、病原体が体内に侵入することで発熱やせきなどを引き起こす疾患のことをいいます。
感染した場合の発熱やせきといった症状や重症度は人やその時の状況によって異なり、感染しても症状が全く現れないこともあります。そのような状態を不顕性感染といいます。
その一方で症状が出現する状態を顕性感染と呼ばれます。
感染症に関する出題度
第33回 | 問44 |
第34回 | 問42 |
第35回 | 問42 |
第36回 | 問42 |
第37回 | 問42 |
感染症に関する問題は過去5年分において毎年出題されています。
また「人体の構造と機能及び疾病の成り立ち」以外にも「社会・環境と健康」などからも出題されています。
※第36回問42に関しては以前に投稿しているので、このページでは省略します。
一番下にある「その他感染症関連記事」にリンクが貼ってあります。
第33回 問44
(問題)
感染症の感染経路に関する記述である。誤っているのはどれか。1つ選べ。
(1)結核は、空気感染である。
(2)コレラは、水系感染である。
(3)アニサキスは、イカの生食で感染する。
(4)風疹は、胎児に垂直感染する。
(5)C型肝炎は、経口感染である。
(解答)5
(解説)C型肝炎は血液感染である。
第34回 問42
(問題)
感染症に関する記述である。最も適当なのはどれか。1つ選べ。
(1)わが国の肝細胞がんの原因として、B型肝炎ウイルスが最も多い。
(2)黄色ブドウ球菌は、グラム陰性球菌である。
(3)結核は、新興感染症である。
(4)レジオネラ感染症の原因は、生食の鶏肉の摂取である。
(5)カンジダ症は、消化管に起こる。
(解答)5
(解説)
(1)肝細胞がんが最も多いのはC型肝炎である。
(2)黄色ブドウ球菌はグラム陽性球菌である。
(3)結核は再興感染症である。
(4)レジオネラ感染症は温泉や公衆浴場、加湿器や循環器式の浴槽、給湯器など衛生状態が悪い状況下において発生するレジオネラ菌を原因とする感染症です。それを吸引することで感染し、最悪の場合死に至ることもあります。
第35回 問42
(問題)
感染症に関する記述である。最も適当なのはどれか。1つ選べ。
(1)ニューモシスチス肺炎は、ウイルス感染症である。
(2)ツツガムシ病は、日和見感染である。
(3)再興感染症は、同一患者に繰り返し発症する感染症である。
(4)不顕性感染は、原因となる病原体が不明の感染症である。
(5)垂直感染は、母体から児への伝播する感染様式である。
(解答)5
(解説)
(1)ニューモシスチス肺炎は日和見感染である。
(2)ツツガムシ病は病原体を保有するツツガムシにより感染する人畜共通感染症の一つである。4類感染症に指定されている。
(3)再興感染症とはその感染症が一時期は減少していたが、再び注目されるようになった、感染者の増加や増加の傾向が予測される感染症のこと。
(4)不顕性感染は、感染しているにも関わらず症状が現れない状態のこと。
第36回 問42
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感染症【人体の構造と機能および疾病の成り立ち】第36-42 | 働きながら管理栄養士を取るブログ (mii-kanrieiyoushi.com)
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